《全ての消費者をターゲットに商品を売ろうとするのはやめましょう》ニューブランドが生存していくキーポイント:ニッチ市場

本編目次
1.ニッチ市場を見つける方法とは?
2.大衆の心を捉えようとしても結局何も捉えられません。
3.全ての人に商品を売るような販売戦略はもう効きません。
1.ニッチ市場を見つける方法とは?
ブランド市場では、企業規模が大きければ大きいほど大きな消費市場が必要です。売上が高くなければ、会社の運営及び営業利益を維持できなくなります。この状況の中で、企業規模が大きいほど、ニッチ市場に参入する可能性が低いですが、ニューブランドにとってはニッチ市場こそが生存していける場所(市場)とチャンスであるのです。
しかし、ニッチを狙う起業家は想像以上に多いです。早々と乗り出し、結局やっていけなくなってしまい取り払って撤退するのも珍しくないです。どう生き残るか、その方法を見つけ出すことこそが最も重要な課題です。
そこで、ニッチ市場に参入する着眼点やチャンスはどうやって見つけるのか、気になるところでしょう。それは難しいことでもありません。入ろうとする業界での大手ブランド企業をリストアップし、製品ラインナップ、サービス、ユーザー、製品体験、販売などの面で各企業の弱点を見つけてみてください。プロジェクトが重なれば重なるほど、大いに腕を振るうことができます。チャンスを見つけ出したら、それなりの覚悟も必要です。経営上ではそれが一番難しいことと言えます。また、経済的利益や粗利益が低いと評価された場合、それを改善するノウハウを持っているなら、将来睡眠時間が削られるほど見込みのあるプロジェクトを見出していくことができます。
この時代だからこそ、ニッチ市場に恵まれています。
かつて、市場は莫大な資本金を持っている財団に独占されていました。財団が勝手に予算を使い、広告があちこちと沢山目に入るように。そして、ライフスタイルや消費行動など何でもかんでも彼らに決められていました。定期的に新製品を発売すれば、筋金入りのファンの消費者が殺到してきます。今なら、多くの中間業者を間に挟まないため、コミッションや分配される利潤が減り、卸売業や代理販売などに頼る多くの中小企業が淘汰され、新しい小売市場の販売形態が生み出され、メーカー、新起業家達が消費者に直接に向き合うようになっています。
こういうニッチ市場では、ソーシャルプラットフォームとの連携、ブランドと民衆との触れ合いがとても大事です。成功を遂げるには、暖かさとアイデンティティーが最も肝心です。応用シーンを作って潜在的需要を引き出し、欲しくて持たないといけないと思わせるほど需要が拡大され、それを持っていれば生活までも変わり、全く段違いの領域に上昇したような気になります。これがニッチ経済特有の魔力です。
ニッチ市場は対象客を絞っているので、まず大事なのはリピート率です。ほとんどの顧客を満足させ、対応しきれないほどの規模まで拡大する必要はありません。特定のニッチ市場を狙って、製品差別化して応用シーンを作り、資源を集めてショッピング体験を向上させ、プレシジョンマーケティングを行うと、相当良い実績を成し遂げることが可能です。
2.大衆の心を捉えようとしても結局何も捉えられません。
大衆化商品を扱ってはいけないわけではなく、メインとして扱わないことです。反対側からみると、大衆化商品は参入障壁が低く、再現性が高い、そして、代替されやすく、粗利益が低くて競争が激しいです。
簡単に言えば、大衆化商品を扱うと忙しくなるが儲けられないのです。
そんな商品の販売は、実は広告宣伝やビジビリティ次第ですので、製品ラインナップを充実させればよいです。特に経営面に力を入れる必要はありません。ただ消費者に、あなたのほしいものが、わが社は全部持っていますよと、これだけ伝えば十分です。特に代理購入は便利である今の時代に、市場には国内品だけでなく、海外ブランドも参入しています。それで、飽和状態になっていた市場は更に競争が激しくなって「百鬼夜行」とも言える状況です。良い商品以外に、「製品体験」もマーケットセグメンテーションの重要な要素です。
経験とは何ですか。経験とは生活することです。色々なことを経験することによって生み出した影響力を持って、利便性や効率を向上させることです。
次回、例としてかりやすくご紹介していきます。